一度使うとやめられない人続出!家計簿アプリを使うメリットは?選び方のコツも伝授!
家計/貯金
- 投稿日:2022.07.13
新型コロナウイルスの感染拡大により経済的な不安が高まり、お金の使い方をより一層意識している家庭は増加傾向にあります。しかもその影響で配偶者や家族の収入が減少し、収入と支出の管理を徹底し将来に備えたいと考えている人も少なくありません。そんな中、スマホ一つで気軽に始められる家計簿アプリが、ここ数年で次々とリリースされています。
しかし家計簿アプリの種類が多すぎて、「どれが自分に合ったアプリなのか」「どれを選んでよいのかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は、これまで家計簿をつけてこなかった初心者にもおすすめの家計簿アプリを紹介します。記事を参考にして、自分に合った家計簿アプリを選ぶきっかけにしてみてください。
いま人気の「家計簿アプリ」とは?
人気の家計簿アプリには無料で利用できるものが多く、スマートフォンをはじめパソコンを使用して家計簿を簡単に入力・管理できます。クレジットカードや引き落とし先の銀行口座とアプリを連携させ、カードを利用するたびに明細を自動入力してくれるキャッシュレス派向けの機能や、レシートを撮るだけで購入した商品のジャンルや金額を自動で読み取り、記録してくれる現金メイン派向けの機能もあります。
これまで家計簿をつけようと思っても続けられなかった人や、手書きで毎日の支出を入力するのが面倒という人でも使いやすい機能がそろっています。
家計簿アプリを使う4つのメリット
家計簿をつけるメリットは、手書きやアプリに限らず、毎月のお金の出入りを可視化して把握できる点です。収支が目に見えてわかるため節約への意識が高まり、上手な家計管理につなげられます。しかし家計簿をつけるためには、毎日または少なくとも数日に一回必ず支出を記録しなければなりません。そこで支出の記録が便利な家計簿アプリを利用すれば、苦にならず気軽に続けられるでしょう。ここからは、家計簿アプリを利用するメリットを4つ紹介します。
メリット1:時間や場所を問わず好きな時に家計簿をチェックできる
家計簿アプリは、スマホさえ持ち歩けばどこにいても入力できます。勤務先や外出先でのちょっとした空き時間、電車での移動中にも家計簿をつけられます。さらに、クレジットカードとの連携やレシートの読み取り機能を使えば、会計をしたその場で記録ができるので入力忘れもありません。ちなみにアプリの中には、音声で入力できるものもあります。
メリット2:グラフで毎日のお金の動きを見える化できる
家計簿アプリの中には、日常的に使用していると自動的に毎月の収支や資産推移をグラフ化してくれる機能が付いているものもあります。世帯の収入と支出を一括で管理してくれるので、その月が赤字だったのか、黒字だったのかも一目瞭然です。何にどれくらいのお金を使ったのかが可視化できるため、継続的に家計簿をつけていけば年間を通してのお金の動きが把握しやすくなります。
メリット3:資産状況を一括管理できる
前述の通り、家計簿アプリの中には普段使っている銀行口座やクレジットカード、そしてスマートフォン決済、電子マネーやプリペイドカードといった他社サービスとの連携が可能なものが多数あります。
よく利用する他社サービスと家計簿アプリを連携させておけば、その都度、口座の暗証番号やログイン情報を入力する手間が省けます。アプリを開くだけで資産状況が一目で分かるので、いま口座にいくら残高があるのか、共通ポイントのポイント数がどのくらいあるのかも把握しやすくなるでしょう。
メリット4:レシートを撮影するだけでポイントが付与されることも
買い物をしたレシートを撮影するだけで、家計簿に詳細が反映される家計簿アプリは多くありますが、中には買い物をしたレシートを撮影すると、同時に連携させたポイントが付与されるものもあります。貯めたポイントは、複数の企業や店舗が加盟できる共通のポイントプログラム(共通ポイント)などと交換できるので、家計簿アプリを使うだけで日々の暮らしもおトクになるでしょう。
家計簿アプリを使う際の注意点3つ
手書き家計簿の大変さを軽減できるのが家計簿アプリの良いところですが、あらかじめ注意しなければならないこともあります。そこで家計簿アプリを使う際の注意点を3つ紹介します。
注意点その1:有料版でしか使えない機能がある
基本的に、家計簿アプリは無料で使えるものがほとんどです。しかし一部の便利な機能には、課金が必要なものも存在します。例えばアプリ内の広告を非表示にしたり、普段利用している口座情報の更新頻度が多く、最新の状態がいつでも確認できたりする機能などです。
節約するために家計簿アプリを使用しているのに、便利さを求めて課金して出費がかさんでしまうと本末転倒です。そのため、まずは自分にとってどんな機能が必要なのかを見極め、必ず使いたい機能が無料で使えるアプリをダウンロードするようにしましょう。
注意点その2:スマホの機種変更での再設定に手間取ることも
スマートフォンを機種変更した場合、以前の端末で使っていた家計簿アプリのアプリデータが上手く引継げないケースがあります。これまでコツコツと入力してきた家計簿データが移行できなかった…という事例も少なくありません。
最近の一般的な家計簿アプリでは、新しい端末で再度インストールした後にログインやSNSとの連携を行うことで、いままで通り利用できるものがほとんどです。家計簿アプリを選ぶ際は、データ移行などで手間取らないものを選ぶようにしましょう。
注意点その3:危険性があることも。情報漏えいしないようセキュリティ対策が万全なアプリを選ぶ
銀行口座やクレジットカードと連携させた家計簿アプリから、個人情報などが漏洩するのでは?と心配する人も中にはいるのではないでしょうか。家計簿アプリには、セキュリティ対策に力を入れているものも多くあります。利用者情報を暗号化するなど、個人情報が流出しないよう厳重に管理されているものを選ぶようにしましょう。
家計簿アプリの選び方!5つのポイントを伝授
実際に家計簿アプリをインストールしようとしても、数多くあるアプリの中から一つを選ぶのは大変な作業です。ここでは、家計簿アプリを選ぶ際にどういった点を重視すればよいのか主に5つのポイントに分けて紹介します。
ポイント1:無料でどこまでの機能が使えるか
家計簿アプリは、一般的に基本的な機能を無料で使用でき、さらに便利な機能を利用したい場合は有料プランに課金するという方式です。中には全ての機能を完全無料で使用できる「課金なし」のアプリも存在します。
家計簿アプリにお金をかけたくない場合は、家計簿をつけるための基本的な機能が備わっている完全無料のアプリがおすすめです。アプリ内での課金がある有料プランを使う際は、どこまでが無料で利用できる機能なのかを確認した上で利用するようにしましょう。
ポイント2:使い方がシンプルかつ簡単か
家計簿アプリを選ぶ際は、操作性も重要といえます。中でも非常に便利なのが、電卓機能が付いているものです。例えばスーパーで日用品と食品を一緒に購入し、アプリへは食費と日用品の費用を分けて登録したい場合に1枚のレシートから食費と日用品の金額をそれぞれピックアップして入力できます。さらに、連続入力ができる機能もあるとよいでしょう。
また、必要な情報が見やすくシンプルにまとめられており、アイコンや色分けなどで直感的に操作できる画面の見やすさも大切です。いろいろな家計簿アプリをダウンロードして比較し、継続が苦にならないよう使いやすいものを選びましょう。
ポイント3:レシートの読み取り機能が付いているか
現在、多くの人に利用されている家計簿アプリの大半には、レシートの読み取り機能が付いています。中には、AI(人工知能)を駆使した読み取り機能があるものや、AIや機械ではなく入力代行としてオペレーターによる読み取り機能が付いているアプリもあり、少し特殊な字体などが使われていても、文字が潰れていなければほぼ確実に入力されます。自分で入力する手間を省くためにも、どういった読み取り機能が付いているかを確認するとよいでしょう。
ポイント4:クレジットカードやスマホ決済、銀行口座と連携できるか
クレジットカードやスマートフォン決済、銀行口座と連携して便利に利用したい場合は、できる限り連携先が多い家計簿アプリを選んでおくと使い勝手がアップします。シンプルに家計簿としてだけ使用したい人は連携先が少なくても問題ありませんが、アプリによっては連携先が極端に少ないケースや、有料版に切り替えなければ連携できないものもあります。それに加えて、セキュリティ対策も万全か口コミなどで調べておくとより安心です。
ポイント5:カップルや夫婦間で共有しやすいか
家計簿アプリを夫婦や家族間、カップルでも共有したい場合は、共有機能が付いているものを選びましょう。ただし、自分の資産や支出をパートナーに見られてしまう可能性もあります。パートナーに自分の情報を見られたくない場合は、シェアしたい情報だけを選んで共有できる機能付きのアプリを利用しましょう。
またお子さまの教育費や家族の旅行資金、老後資金といった共同の支出に備えて目標を設定できる機能があれば、便利に楽しく節約ができるためおすすめです。
家計簿アプリは三日坊主&初心者にもおすすめ!口コミを参考に比較検討してみよう
いままで家計簿を続けたいと思っていても、手書きの家計簿では続かなかったという人や、初めて家計簿をつけたいと考えている人にも、家計簿アプリはおすすめです。個人情報の漏えいなど、安全性が心配な人はまずクレジットカードや銀行口座と連携せずに使ってみるというのも一つの方法です。ネットのレビューや口コミなどを参考にしながら、さまざまな家計簿アプリを比較検討して自分の目的に合ったものを選びましょう。
- ライフプラン
- 夫婦
この記事を書いた人
中島 翔/CWC株式会社代表取締役
この記事を書いた人
中島 翔/CWC株式会社代表取締役
日本証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー。 あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワード、オプショントレーディングに従事。その後国内大手仮想通貨取引所Coincheckでトレーディング業務、新規事業開発に携わり、NYのブロックチェーン関連のVCを経てCWC株式会社を設立。
関連記事
-
家計/貯金
中学生はお小遣いでマネー教育を!相場や平均額はいくら?渡し方やルールも解説
2022.03.09
-
出産/子育て
子どもの教育費の貯め方。不足に備えるには?
2022.10.12
-
保険
生命保険料の平均はどのくらい?年収やライフステージで額が違う理由
2022.09.21
-
家計/貯金
家計の支出を抑えたいときは固定費の節約から。項目別の見直し方法
2022.09.14
-
家計/貯金
貯金ができない30代夫婦は貯まる仕組みから!今から3,000万円貯める方法も
2022.03.06
-
家計/貯金
年収1,000万円の手取り年収は案外少ないって本当?手取り額の計算方法も
2022.03.09
-
家計/貯金
40代の貯蓄計画。みんなのお財布事情から家計を振り返ろう
2022.10.05
-
家計/貯金
ポイ活 でお小遣い稼ぎしている主婦が急増?成功のカギは「共通ポイント」にあった!
2022.06.23
-
家計/貯金
家計簿で節約を楽しむ!手書きでつけるメリットや続けられるコツを紹介
2022.07.20
-
家計/貯金
放置したままの銀行口座は今すぐ解約を!休眠預金はデメリットしかない!?
2022.03.09
最新の投稿
タグから見つける
あしたの家計 編集部
-
こんにちは、「あしたの家計」編集部です。「あしたの家計」では、一人ひとり違うライフプランに合わせた家計管理の仕方を、どこよりもわかりやすくまとめ、読む人の心を安心で満たすことを約束します